2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

断章305

「予想はウソヨ、予測はクソヨ」。 また言ってしまった。「バカのひとつ覚え」に違いない。では、「予言」は? エマニュエル・トッドは、近著『パンデミック以後』(朝日新書)の裏表紙で、「1951年、フランス生まれ。歴史家、文化人類学者、人口学者。家族…

断章304

この世の真実は、平時ではなく有事の際に明らかになる。 コロナ禍の始まりにおいて、マスクの生産が完全に中国頼みだったことが明らかになった。続いて、ワクチン製造において、欧米頼みであることが明らかになった。どこにも“備え”がなかったのである。 各…

断章303

戦争は発明の母、という。戦争のために開発された新技術が民生転用されて広範に利用されるようになった物は、星の数ほどある。例えば、あなたが「チンしてください」とお願いする電子レンジの原理も、「軍事用レーダー」の実験で偶然見つかったことから始ま…

断章302

「住宅ローンの返済に窮する人が増えている。金融機関から返済猶予などの救済を受けた人は5万人を超え、東日本大震災の際の5倍に達した。新型コロナウイルスの影響で収入減が広がっているためだ。一方、新規ローンの融資額は伸び続け、一部の住宅価格はバブ…

断章301

「にわかに信じがたいかもしれないが、私たちは人類史上最も平和な時代に生きている。日々世界で起きる紛争・殺戮の報道を尻目に、じつは暴力は日に日に減っているのだ」(スティーブン・ピンカー)。 また、「停滞している。貧しくなった」と言われつつも、…

断章300

視界は、まるで黄砂におおわれているように、コロナで不良である。 「新型コロナウイルス禍で中小の飲食・宿泊業の資金繰りが悪化している。銀行の口座情報から資金の流れを調べたところ、収入が不動産賃料などの支出より少ない支出超過の飲食・宿泊業は1月…